痛み止め我慢していませんか?
皆さまこんにちは。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
理学療法士の馬場です。
痛みにはいくつかの種類があり、一般的に
・侵害受容性疼痛(ケガや炎症によって生じる一般的な痛み)
・神経障害性疼痛(神経の損傷や圧迫によって生じるしびれや鋭い痛み)
・心理社会的要因が関与する疼痛(ストレスや不安などが影響する痛み)
の3つに分けて考えられており、それらが複雑に絡み合っているケースも多く見られます。
今回はその中でも「侵害受容性疼痛(ケガや炎症によって生じる一般的な痛み)」についてのお話です。

◯ 痛み止め、我慢していませんか?
「痛み止めはあまり飲みたくない」
「クセになるのが怖い」
「なるべく自然に治したい」
このように考えて、痛み止めを使わずに我慢している方は少なくありません。
実際にリハビリの現場でも、強い痛みがあるのに服用していない患者さんをよく見かけます。
しかし、その“我慢”が回復を遅らせてしまうこともあります。

◯ 痛み止めは「治療の一部」です
急性期(痛みが出始めたばかりの時期)は、体の中で炎症が起きています。
この時期の痛みは、単なる不快な症状ではなく体を守るための反応でもあります。
ただし、痛みが強すぎると、体を動かせなくなる、筋肉が固まる、関節の動きが悪くなるといった悪循環に陥ります。

◯ 痛み止めは「炎症を抑える薬」でもあります
一般的に処方される痛み止め(消炎鎮痛薬)は、痛みを和らげるだけでなく、炎症そのものを抑える作用があります。
炎症が続くと、腫れが引かない、熱感が続く、痛みが長引くといった状態になります。
適切に痛み止めを使用することで、炎症を早く落ち着かせ、回復をスムーズにする効果が期待できます。
◯ 痛み止めを使うメリットとデメリット
メリット
・痛みが軽減する
・炎症が抑えられる
・体を動かしやすくなる
・リハビリの効果が出やすくなる
デメリットとその対策
・胃への負担→食後の服用、胃薬の併用
・腎臓への負担→長期使用や脱水状態での服用を避ける
・痛みが軽くなることで動きすぎる→「痛みがない」=「完全に治った」ではない
※ 稀な副作用として、発疹やアレルギー反応が出ることがあります。
◯ 「クセになる」「体に悪い」は本当?
痛み止めは「楽をするため」ではなく「早く良くなるため」の手段です。
これらのデメリットはありますが、医師の指示のもとで適切に使用する限り、過度に心配する必要はありません。
むしろ、自己判断で我慢し続ける方が回復を遅らせる可能性があります。
◯ 理学療法士としての実感
痛み止めの内服によって、痛みと炎症をコントロールできている方ほど回復が早いと感じています。
◯ こんな方はご相談ください
・痛みが強くて動かせない
・痛み止めを飲むか迷っている
・なるべく早く良くなりたい
◯ まとめ
痛み止めは、痛みと炎症をコントロールし、回復を助ける大切な手段の一つです。
我慢しすぎず、適切に活用しながら改善を目指していきましょう。
次回予告
次回は、しびれやピリピリした痛みに関係する「神経障害性疼痛」とその薬についてお話しします。
投稿日:2026年04月14日




