リハビリスタッフのブログ

骨粗鬆症は運動が大事?

皆様こんにちは。理学療法士の古閑竜平です。

当院のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

前回の投稿から長らく期間が空いてしまいました💦

久しぶりの投稿に気合十分です!

今回は、骨粗鬆症と運動の関係性についてのお話です。

 

【骨粗鬆症について知ろう!】

本題に入る前に、骨粗鬆症についてご紹介します。

「骨粗鬆症とは、低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」とWHO(世界保健機構)が定義しています。

この文だけみると少し難しいですよね・・・

簡潔に言うと、骨粗鬆症は骨が脆くなり、骨折の危険性が増える病気です!

現在、骨粗鬆症(腰や大腿骨近位部のいずれかで骨粗鬆症とありと判断された方)を有している方は、国内で約1,300万人程いると言われています。

また、骨粗鬆症は女性に多く、大腿骨近位部骨折に関しては現在も増えているのも特徴です。

 

【骨粗鬆症になる原因は?】

先ほど、骨粗鬆症は骨が脆くなり、骨折の危険性が増える病気とお伝えしましたが

なぜ骨が脆くなるのでしょうか?

原因は様々ですが、本日はいくつかご紹介します。

骨粗鬆症になる原因をお話する前に、骨の構造についてお話します。

骨の強度は、骨の密度と骨の材質によって決まります。

骨を鉄筋コンクリートに例えると、分かりやすいかもですね!

骨の密度をコンクリート・骨の質を鉄筋とすると、骨の(材質)がどんなに頑丈でも、骨の密度(コンクリート)がスカスカだと骨の強度は脆くなるのは一目瞭然ですよね!

いい骨を作るうえでは、骨を作る働きと古い骨を壊す働きがあります。

骨の密度を維持するには、骨を作る働きと古い骨を壊す働きが均等でないといけません

ですが、骨粗鬆症は骨を作る働きと古い骨を壊す働きのバランスが崩れ、骨密度が低下し骨が脆くなります。

骨を作る働きと古い骨を壊す働きのバランスが崩れる原因(骨粗鬆症になる原因)としては・・・

 

・若年期にいい骨を蓄えられない

・閉経による女性ホルモンの低下

・カルシウムやビタミンDやビタミンKの欠乏

・生活様式などの環境の変化

が上げられます。

 

【骨粗鬆症と運動の関係】

骨粗鬆症を防ぐには、どうすればいいでしょうか?

骨の密度を保ち、骨がスカスカになるのを防ぐ必要があります。

骨密度を維持するには食事や運動などがありますが、今回は運動に焦点を当ててお話していきます。

骨密度と運動にはとても深い関係があります。

筋力トレーニングや荷重運動などをすることで、骨に刺激が入り骨密度の上昇や維持ができるという効果があります。

また、バランス運動なども取り入れることで、骨折の原因である転倒も防ぐことができるという報告もあります。

実際に当院で、骨粗鬆症を有している患者さまへ紹介している運動をお話します。

・有酸素運動
ウォーキングなどがおすすめです。

・スクワット

運動は日々の積み重ねが大切です!

地道に運動して、骨を強くして骨粗鬆症を防ぎましょう!

他にも、運動はありますので是非当院スタッフに聞いてみてください!

それでは、次の投稿までお待ちください。

投稿日:2024年08月26日

ドクターズ・ファイル

ドクターズ・ファイルトピックス

TOP