扁平足は足の筋肉の衰え・・・!?
皆様こんにちは。理学療法士の古閑竜平です。
当院のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
皆様、GWはいかがお過ごしでしたか?
3年ぶりに制限もなく、活気があった連休になりましたね!
さて今回の投稿は、偏平足についてお話します。
本題に入る前に、自分の足を確認してみてください!!
土踏まずはカーブを描いていますか?
描いていない方は要注意です!!
では、さっそくお話していきましょう。
【扁平足とは・・・?】
扁平足とは、足の土踏まずが低下・消失したり、足の裏が平らになっていることを言います。
土踏まずの役割としては、体重の分散や衝撃の吸収、体重の支持、体重移動を円滑にする働きがあります。
偏平足の原因として、足の筋力低下や加齢による腱の変性、体重増加、長時間の立ち仕事が挙げられます。ここで重要になってくるのは、足の筋力低下が問題とされています。
扁平足のまま歩いていることで、体重を支えることができず足の裏やくるぶし周囲に痛みが出現したりします。
【後脛骨筋が大問題!!】
先ほど、扁平足は足の筋力の低下が問題とお伝えしましたね!
足にはたくさんの筋肉がありますが、どの筋肉が低下するといけないのでしょう・・・?
ズバリ・・後脛骨筋という筋肉です!
後脛骨筋には以下の働きがあります。
・足を内返しにする
・土踏まずを支える
・歩く時の重心移動 などの働きがあります。
後脛骨筋に筋力低下が生じることで土踏まずが正常に機能せず、足が不安定になります。
その結果、体重の分散や衝撃の吸収などが出来なくなり、足に負担がかかります。
その状態を放置していると、足底腱膜炎やアキレス腱周囲炎などの病気に繋がります。
そう考えると、土踏まず重要ですよね!!
【土踏まずを作ろう!!】
土踏まずの重要性を理解したところで、実施に運動をやってみましょう!!
今回、ご紹介するのはこちら!
「内返し運動」「踵上げ運動」です。
是非、一緒に実践してみましょう!!
・内返し運動
1、膝を伸ばし、足の裏を外側に向けます。
2、足の裏を外側から内側に向かい合わせるようにします。
・踵上げ運動
1、壁の前に立ち、肩幅の広さに足を開きます。
2、壁に軽く手を添えて体を支えながら、踵をゆっくりと上げましょう。
※この時に小指側に体重が乗るように意識すると後脛骨筋が鍛えることができます。
3、踵が上がりきったら、踵をゆっくりと地面スレスレまで下げます。
2と3の運動を繰り返し行いましょう。
今回の運動は、簡単にどこでもできる運動です!
是非、隙間時間に運動してみてください!
また、当院では扁平足に対してテーピングを用いて運動や歩行練習なども実施しています。
正しい足の使い方や歩き方を学習し、扁平足のよる痛み、足底腱膜炎による歩行障害の予防も実施しています。
足のことでお困りの方は、是非当院までお越しください!
投稿日:2022年05月17日