勉強会を行いました!
先日リハビリ科で勉強会を行いました!
テーマは「関節の潤滑機構と関節可動域訓練」で行いました!
関節の潤滑機構に関しては何故私たちの関節が滑らかに動くことが出来るのか?関節が動くときに関節の中では一体どのような事が起きているのか?というようなことについて学びました!
摩擦を表す摩擦係数という数値がありますが、関節の摩擦係数はおよそ0.006と言われています。ちなみに氷同士は0.3~0.5と言われています!人の体は氷よりもかなり滑らかに動きます!
何故かというと関節の中は滑液という粘り気のある潤滑油のようなものがあり、それが最小限の量で満たされています。そして、関節が動く際に骨と骨の隙間に滑液が流れ込むことで滑らかな動きを保っています。また、軟骨内の水分が表面に膜を作ったりと様々な働きがあることで滑らかな動きを実現しています。
なかなか学ぶ機会の無い視点からの内容だったのでなかなか興味深い内容だったかと思います!
関節可動域訓練に関しては、関節を扱う際のワンポイントについてを共有しました!
関節の動き方には法則があります。関節の形によって骨の動き方が違います。また、人によって動きやすい方向は違います。変形性関節症や骨折後の関節であればなおさらです。人の関節は法則に従いその骨の動きを促しつつ、関節は無理に力を使って動かさずにその人の関節にとって動きやすい方向に動かしていく事が大事になります!
また、私たち療法士の持ち方、触り方、力の入れ方によっても関節の動きは変わります!
例えば肘は普通に曲げると角度は145°程度まで曲がりますが、上手に関節を動かすとそこからさらに10°も20°も大きく動かすことができます。触り方動かし方が変わるだけで関節の可動域は大きく変わります!
今後も皆んなで勉強していき、より良いリハビリを提供出来るよう頑張りたいと思います!
投稿日:2022年11月29日