DXA法はなぜ優れているのか?
おはようございます。
みやリハ院長の宮﨑義久です。
年明けより、骨粗鬆症の話を行っております。
骨粗鬆症を語るには話が長くなりますので、小出しで話題を絞って
ブログを更新しております。
前回は骨粗鬆症を評価する上で、当院に設置予定のDXA法による骨密度の検査が優れている話を行いました。
そのDXA法ですが、なぜ「腰部(腰椎)」と「大腿骨の付け根(大腿骨近位部)」を検査部位に
しているのでしょうか?
1)骨粗鬆症に伴う骨折を起こしやすい部位は、背骨(椎体)、大腿骨の付け根(大腿骨近位部)、
前腕の手関節部部分、上腕骨の肩関節部分などです。
これらの部分で、日常生活レベルが著しく下がるのは、大腿骨近位部骨折で、次に椎体骨折 であるからです(健康寿命に影響しますね!)。
2)骨は外側の固い皮質骨と内部の柔らかい海綿骨で構成されています。
また、骨は年齢に問わず、新陳代謝が行われており、古い骨は壊されて新しい骨に
置き換わっています。
この新陳代謝は海綿骨で多く行われており、さらに、手足よりも胴体部分の骨の方が
海綿を多く含んでいます。
よって、骨粗鬆症で骨折を起こしやすく、寿命に大きく影響し、骨密度の評価に適していると言う理由で、腰椎と大腿骨近位部を測定するDXA法が優れている訳ですね!
私の意見としては、色々な検査を行っても結果だけしか説明せず、具体的になぜ良いのか?なぜ問題なのか?を患者様にわかりやすく説明しないと、全く意味が無いと思います。
このように検査器械の特性を皆さんに理解して頂く事も重要ですね。
当院では健康寿命に関わる大切な事柄を皆さんと一緒に勉強していきます。
1月24日の進行状況です。外壁がほぼ完成しています。内部の配線工事中でした。
投稿日:2020年01月26日