院長ブログ

母指CM関節症

おはようございます。
みやリハ院長の宮崎義久です。当院のブログをご覧頂きありがとうございます。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私が子供の頃の梅雨はしとしと雨が降り続くイメージでしたが、最近は様子が一転し、地球温暖化を考えざるを得ない感じがしています。

さて、当院にも手の疾患でお困りの方がたくさん来院されます。その中で多いのが、母指CM関節症の症状です。
物をつまむ時やふたを開ける動作などで、母指に力を入れた際に付け根の関節に痛みが生じる疾患です。

母指は手の動作で特に重要で使用頻度が高い指です。使い過ぎや加齢により、関節の軟骨がすり減ったり、進行すると関節がずれてきます(亜脱臼)。

治療方法などはさておき、病名は日本語ではなく英語での表現が一般的です。
CM関節とは何でしょうか?
正式な英語は「Carpometacarpal  Joint」となります。
関節は骨と骨の間を指すので、2つの骨の名前から成り立っています。
日本語では手根中手関節と言います。
手根骨は中手骨の根元にある小さな骨の総称で「Carpal bone」と言い、中手骨のことは「Metacarpal bone」と言います。
よって、2つを合わせて上記のフルネームになりますが、長いですね。日本語も長いのでCM関節が流通しています。
ちなみに、親指だけでなく示指から小指の根元(中手骨と手根骨の間)もCM関節があります。圧倒的に母指の使用頻度が高いので、母指のCM関節に発症します。

治療方法は、安静、消炎剤の内服や外用剤、テーピングや装具療法が基本です。
水仕事が多い方にとっては外用剤や外固定を行う治療は不評のイメージです。
当院でも一通りの治療をお勧めしますが、難渋する場合はごく少量のステロイド剤の注射を行っています。
以前のブログでもお話しましたが、エコーを見ながら注射を行っています。エコーを利用することで、変形した関節内にも針先を進めることが出来ます。

投稿日:2020年07月12日

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