院長ブログ

橈骨遠位端骨折とは?

皆様、ご無沙汰しております。
みやリハ院長の宮﨑義久です。当院のブログをご覧頂きありがとうございます。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

あっという間にゴールデンウィークが終わってしまいました。次の連休は7月まで無いので少しブルーです。
前回の投稿は1月だったので、なんと4ヶ月もブログを放置していました。
当院のリハビリスタッフにもリハビリを中心としたブログを初めて頂きましたので、
なんとなく、サボりがちになっていました。

当院には手の外傷でお困りの方も多く来院されます。
特に手の骨折で多いのが、橈骨遠位端骨折という、手首の骨折です。
中年以降の女性が転倒した際に手をついて受傷する事が多いです。骨粗鬆症に関連する骨折とも言われているため、
橈骨遠位端骨折をされた方は骨密度の検査をお勧めしています。


下のレントゲンは正常な手首のレントゲンです。

下のレントゲンが橈骨遠位端骨折骨折の画像です。
正常な画像と比較すると、橈骨が激しく折れて、骨折部がずれているのがわかると思います。
橈骨は肘の方が近位で手首が遠位という解剖の言い方がありますので、
橈骨の遠位部の端が折れる事を、「橈骨遠位端骨折」と言います。
この部位の骨折は、ちゃんと整復をしておかないと、手首の動きが悪くなったり、指を動かす腱がすり切れたり、
神経の圧迫による麻痺が起こることがあります。

手を引っ張って整復すると、下のレントゲン像のように比較的良好な整復位が得られましたので、保存治療を行いました。
骨折部の粉砕や転位の程度が強い場合は整復しても全く整復の保持が得られないため、最初から手術の適応になることも
あります。
この症例は、ギブス固定で保存的に治療が可能でしたが、整復が上手くいっても、途中で整復位が崩れてくる事もあります。
その場合は、手術治療に変更を勧めることがあります。

下図のレントゲン像は90歳を超えた女性の患者さんの画像です。
初診時から整復位が得られなかったため、手術をお勧めしましたが、保存治療を希望されました。

保存治療で骨癒合が得られましたが、骨折部は変形したままの癒合です。今のところ、手首の動きも良好で、合併症もなく、日常で困ることがないようですが、腱のすりきれや転位した部分での神経の圧迫による麻痺などの注意が必要です。

骨折を治療する場合、手術もしくは保存治療行い、無事に骨癒合が得られても、手首や指の動きが悪くては、
治療の意味がありません。当院では、骨癒合の状況により、早期にリハビリ治療を行っております。

投稿日:2022年05月15日

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