勤労者ロコモにチャレンジ!
皆様、あけましておめでとうございます。
みやリハ院長の宮崎義久です。
当院のブログをご覧頂きありがとうござます。
あっという間に2024年がが過ぎてしましました!
とても開業後4年が過ぎたとは全く実感がありません。
コロナ禍で毎日が手探り状態で、日々を過ごしていたため、過去を振り返る暇が無ったなー!と感じています。
皆様は「勤労者ロコモ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
まずは「ロコモ」という言葉の定義ですが、
人間が立つ、歩く、作業をするといった、「運動の為に必要な運動器の障害が原因で、移動機能が低下した状態」を
「ロコモーティブシンドローム」を「ロコモ」と言います。
ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなります。
最近は、退職の年齢が65歳まで延長され、更に再雇用となるなど、勤労者の高齢化が進行しています。人生100年時代において、高齢者の方々を含む勤労者層のロコモ対策「勤労者ロコモ」が必須の時代になっています。
ロコモは高齢者だけではなく、どの年代の健康課題ではありますが、その認知率は日本全体の40%代で、勤労世代ではさらに低い傾向です。
2023年の時点で、65歳以上の就業者は914万人で、就業率は25.2%、
年齢層別では、65〜69歳では52.0%、70〜74歳でも34.0%です。
高齢者も日本を支える上で、貴重な戦力となっています。
ちなみに日本は先進国の中でも高年齢者の就業者の割合が高く、韓国は更に高い割合になっています。
その一方で、高齢者の労働災害も増加傾向です。60歳以上の労働災害での死傷者数は2023年で39,702人で全年齢に占める割合は29.3%です。最も多い事故が「転倒」です。特に中高齢女性が増加傾向で、「転倒による骨折等」の発生率も女性に多く、60歳以上では20代の15.1倍の発生率です。
高年齢者の雇用率・労働災害にる死傷者数 年齢別労働災害発生率 転落・転倒と転倒による骨折の発生率
ここで、「ロコモ」との関連ですが、運動機能の低下の始まりを意味する「ロコモ度1」の割合は、50代では男性41.5%、女性では42.1%であるのに対し、60代では男性54.0%、女性では51.8%に上昇しています。
まだまだ勤労世代である年齢としては健康リスクであることが分かります。
前置きが長くなりましたが、まだまだ働きたい世代が健康に活躍できる社会を目指すために高齢者を含む勤労者層のロコモ対策が重要です。
労働災害が発生する前に勤労世代のロコモ対策が必要です。
以下の3つの項目から、簡単なロコモのチェック方法があります。
3つのテストのうち、1つでも該当すると、あなたは「ロコモ」です。
対策としては、適度な運動や食事でしっかり栄養を取ることが大切です。
ロコトレ 食事対策
皆様の結果はいかがでしょうか?
私も若かりし頃と比較すると、ずいぶん体力が低下し、食事も偏っているので、かなり「ロコモ」になっていることを実感し、健康寿命が気になっています。
皆様も今年1年をすこやかに過ごして頂くため、少しでも「みやリハ」がお役に立てればと思います。
今年もよろしくお願い致します。
投稿日:2025年01月01日